四国電力 伊方原発から低レベル放射性廃棄物を搬出 青森の埋設施設へ
四国電力は伊方原発で発生した低レベルの放射性廃棄物の搬出作業を行いました。青森県の埋設施設へ海上輸送されます。
今回搬出されるのは、廃棄物貯蔵庫に保管されているおよそ2万4000本のドラム缶のうち480本です。
低レベル放射性廃棄物は、原子炉周辺で発生した使用済みの金属やプラスチックなどを容量200リットルのドラム缶に詰め、モルタルで固めたものです。
今年3月以来となる搬出作業はきのうから始まり、けさもドラム缶を詰めたコンテナが原発構内の岸壁に運ばれ、専用の運搬船へ積み込まれていました。
積み込み作業はきょうで終了し、運搬船による海上輸送で今月15日、青森県六ヶ所村の低レベル放射性廃棄物埋設センターへの搬入が完了する予定です。
なお、現在定期検査中の3号機は送電再開に向け原子炉を起動させていましたが、炉内を確認する機器の一部に不具合が見つかり、今月7日から原子炉の運転を停止しています。
最終更新日:2024年10月11日 15:54