「ちゃんと伝えていきたい」東日本大震災発生から13年…犠牲者の追悼と復興へ祈り【愛媛】
東日本大震災の発生からきょうで13年が経ちました。
きょうの県内は、犠牲者の追悼と被災地復興への祈りがささげられた1日となりました。
四国霊場51番札所、松山市の石手寺では東日本大震災の発生時刻、午後2時46分に合わせ、黙とうがささげられました。
石手寺では、毎年3月11日に震災の追悼法要と復興祈願が行われています。
きょうは福島と宮城から避難している被災者ら8人と地域のボランティアなどが参加しました。
福島県双葉郡から避難している澤上幸子さんは「時は流れてはいますが、帰還できないので何年経っても同じだなと」と話しました。
また、福島県南相馬市から避難している益山哲雄さんは「福島に戻りたい気持ちもありますが、地域が崩壊している中に帰ってどうするかなと」思いを語りました。
同じく福島県南相馬市から家族4人で避難してきた渡部寛志さんは、2012年5月にNPO法人「えひめ311」を立ち上げ、若い世代を中心に東日本大震災を語り継いでいます。
渡部さんは「2011年に起きた出来事というのはちゃんと伝えていきたいし、自分のこととして、自分のこれからのこととして考えてほしい」と話しています。