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土砂崩れで倒壊の「愚陀佛庵」 松山市の番町小プール跡地に再建へ

2024年12月24日 19:00
土砂崩れで倒壊の「愚陀佛庵」 松山市の番町小プール跡地に再建へ

愛媛県松山市は、14年前に土砂崩れによって倒壊した「愚陀佛庵」を市内の小学校のプールの跡地に再建すると発表しました。

松山市が「愚陀佛庵」の再建を決めたのは番町小学校のプールの跡地です。

「愚陀佛庵」は夏目漱石が英語教師として松山中学に赴任した際の下宿先で、療養のため正岡子規がおよそ50日間居候し、2人で俳句づくりに没頭したことでも知られています。

空襲により焼失したあと、萬翠荘の敷地内に再建されましたが2010年、豪雨による土砂崩れで全壊し、再建先が模索されてきました。

そうしたなか、番町小学校の水泳の授業が来年度から民間のプールで実施されることになり学校のプールを解体することから市は、その跡地を再建先とすることを決めました。

番町小学校は、子規の母校で近くには松山中学校の跡地もあり、「文学のまち」としての回遊性を高め、地域経済への波及も期待できるとしています。

市は、再来年夏の完成を目指しています。

最終更新日:2024年12月24日 19:00