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4月の地震で劣化進む「今治ラヂウム温泉本館」専門家が危険か所の応急処置

2024年6月7日 14:36
4月の地震で劣化進む「今治ラヂウム温泉本館」専門家が危険か所の応急処置

4月に発生した豊後水道を震源とする地震で、建物の劣化が進んだ「今治ラヂウム温泉本館」で専門家による危険か所の応急処置が行われました。

今治ラヂウム温泉本館は、1919年に建てられたドーム型の屋根などが特徴的な鉄筋コンクリート造りの建物で、2016年に国の登録有形文化財に指定されました。今治市で震度4を観測した4月の地震では施設の増築部分の外壁がひび割れするなどの被害が出ました。

5日は今治ラヂウム温泉本館の研究や調査を行っている東京大学と近畿大学の教授らが訪れ、外壁の周りにワイヤーを取り付けて被害を最小限に抑える応急処置を行いました。

東京大学生産技術研究所の川口健一教授は「価値の高い地域の文化財であり貴重な観光資源として修繕できれば」と話していました。