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「プレッシャーから逃げるため」消防学校で同僚の財布から現金盗む 20代初任科生が懲戒免職

2024年7月26日 17:12
「プレッシャーから逃げるため」消防学校で同僚の財布から現金盗む 20代初任科生が懲戒免職

入校していた愛媛県消防学校で今月、同僚の財布から現金5万円を盗んだとして、今治市消防本部は20代の男性初任科生を懲戒免職処分としました。

きょう付けで懲戒免職処分となったのは、今治市消防本部の総務課に所属していた20代の男性初任科生です。

今治市消防本部などによりますと、この男性初任科生はことし4月から訓練のため入校していた県消防学校で、今月10日、同僚の部屋に無断で侵入し財布から現金5万円を盗んだとして、今月23日付けで退校処分となっていました。

今治市消防本部の聞き取りに対し、男性初任科生は「教官らの期待に応えようと頑張ってきたがプレッシャーに感じるようになり、消防を辞めたくなった。そのプレッシャーから逃げるためにやってしまった」と話しているということです。

男性初任科生は窃盗が発覚後、被害者に謝罪し、現金を返却したということです。

今治市消防本部ではことし6月にも内示前の人事異動の情報を流出させたとして、男性職員3人を懲戒処分にするなど不祥事が相次いでいます。

山本秀明消防長は「不祥事が相次いでいる事態を厳粛に受け止め、組織全体の意識向上を図っていく」とコメントしています。