福岡市早良区の62歳の男性がニセ電話詐欺の被害に遭い、1500万円あまりをだまし取られました。

警察によりますと、今月、福岡市早良区に住む62歳の男性の自宅に、"東京中央警察署の警察官"を名乗る男と検察官を名乗る男から、「口座が悪用されている」「口座のお金をクリーンにする必要がある」などと複数回電話がありました。

その後、警察官を名乗る男から「お金を袋に入れて郵便受け下に置いておくように」と指示された男性は、指示通りに現金1000万円が入った紙袋を自宅の郵便受けの下に置きました。

男性が室内に戻って約5分後、「回収終わりました」と電話があり、現金入りの紙袋はなくなっていたということです。

さらに、男性のもとには自分名義で作られた口座のキャッシュカードが届き、男性は指示されるがまま、560万円を入金。

合わせて1560万円をだまし取られました。

警察は、他人に通帳やキャッシュカードを渡したり、暗証番号を教えたりしないよう注意を呼びかけています。