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「歩く」と「走る」ではどっちが速い?今年の愛媛マラソンに“競歩”のトップアスリート達が参戦!

2024年2月1日 17:45
「歩く」と「走る」ではどっちが速い?今年の愛媛マラソンに“競歩”のトップアスリート達が参戦!

第61回愛媛マラソンまであと10日。

今回、見たことがあるようで誰も見たことが無い、壮大なチャレンジが行われます。その名は『EHIME GAMES』!

「歩く」と「走る」ではどっちが速い?

「走る方が速い」と考えた方。それは本当に正解なのでしょうか?

新居浜市出身の近藤良亮さん。10kmと20km競歩の愛媛県記録を保持する、県内競歩競技の第一人者です。

新居浜東高校で競歩を始めた近藤さんはその後も競歩一筋に、大学、社会人と競技を続けてきました。国体で上位入賞を果たすなどの活躍をしてきました。

そんな近藤さんにはどうしてもやってみたいことがありました。

近藤良亮さん:
「走っている方に歩いて勝つ」

走っている人を歩きで抜いてみたい。そんな近藤さんの呼びかけに応え、競歩の普及の為ならばと立ち上がったレジェンドたちがいます。

2016年リオ五輪男子50km競歩 銅メダリスト 荒井広宙さん。

2016年リオ五輪男子20km競歩 7位 松永大介さん。

2012年ロンドン五輪・2016年リオ五輪男子20km競歩連続出場 藤澤勇さん。

日本を代表する競歩のトップアスリート達です。

今回の愛媛マラソンは、この競歩のレジェンド達が1万人を超えるランナーの最後尾からスタートします。

ランナーvs最強のウォーカーまさに陸上界の異種格闘技戦、それが愛媛マラソン史上初の『EHIME GAMES』です。

今回はパリ五輪から正式採用される競歩のリレー種目の宣伝を兼ねて、この4人がタスキを繋ぎリレー形式でランナーを追いかけます。

果たして、歩きを極めたレジェンド達は何人のランナーを捉えることが出来るでしょうか?

近藤良亮さん:
「目標は全員ぶち抜きます」

ちなみに銅メダリスト荒井選手が持つ50km競歩のタイムは3時間40分20秒。1キロ4分ペースです。

フルマラソンをそのペースで歩くと記録は2時間48分46秒。去年の結果にあてはめると、順位はなんと110位あたりとなります。

机上の計算ではありますが、ベストを出せば9000人を軽く抜いてしまうことになるんです。

近藤良亮さん:
「地面を捉えるグリップの音はこういう時にしか体感できないと思うので、グリップの音に注目して背後から迫ってくるのを感じて欲しい」

ランナーの皆さん!この靴音が聞こえてくれば、最強のウォーカー軍団があなたを追い抜こうとする合図です。

愛媛マラソン史上初、陸上競技の異種格闘技戦「EHIME GAMES」は2月11日(日)朝10時スタート。あなたは歴史の目撃者になる。