自宅で産んだ乳児を放置し死亡させた母親 懲役3年の実刑判決
去年10月、岡山市の自宅で、生まれたばかりの赤ちゃんを放置し死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の裁判員裁判です。岡山地方裁判所は今日(11日)、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは岡山市中区穝の無職、景山暢子被告39歳です。判決によりますと景山被告は去年10月21日、自宅で産んだばかりの女の赤ちゃんを放置し死亡させました。
検察側は、迅速な119番通報で救命が可能だったと主張。対する弁護側は、赤ちゃんの死因が特定出来ない上、母親が知的障害のため119番通報が困難だったとして、無罪、または執行猶予つきの判決を求めていました。
今日の判決公判で岡山地裁の本村暁宏裁判長は、赤ちゃんが産まれてから死亡したと認めました。そして、景山被告の犯行があまりにも身勝手かつ悪質として、懲役5年の求刑に対し懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
最終更新日:2024年11月11日 18:55