また値上げのニュース…4月からはトイレットペーパーも…道内量販店駆け込み需要で活況
2024年4月からトイレットペーパーやティッシュなど紙製品が値上げされます。
ホームセンターは駆け込み需要で賑わうなか、消費者はどう対策すればいいのか専門家に聞きました。
(根本記者)「札幌市内のホームセンターです。入口の前にはトイレットペーパーやティッシュなどの商品が大量に並んでいます」
商品を両手いっぱいに持つ人や、6パック入った段ボールごと購入する人まで。
ホームセンターは値上げ前の駆け込み需要で賑わっています。
大手製紙会社は原料や輸送費の高騰のため、ティッシュやトイレットペーパーなど紙製品を2024年4月から10%前後値上げすると発表しました。
(客)「けっこう使うので厳しいです。前回値上げしたときも半年分トイレットペーパーを買って置いておけたので、今回もいけるかなと思っています」
店頭では飛ぶように商品が売れ、品出しが追いつかないほどです。
(店員)「出しては売れ出しては売れでもうなかなか追いつかない日もありました」
(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)「トイレットペーパーとティッシュペーパーあわせてですが、前年の280%、約3倍近く売れています。在庫はたくさんあるので特別急ぐ必要はないかと思うが、値上げ前に買うのもお買い得かなと思います」
値上げが繰り返される中、消費者はどう対策すればいいのか。
専門家に聞きました。
(ファイナンシャルプランナー 加藤桂子さん)「普段日常的に使う物ですから、(値上げが)積み重なっていくと影響が大きい。トイレットペーパーだとかをふるさと納税で返礼品として出している所がある。こういった物を利用するのも有りだと思います」
製紙工場がある苫小牧市では、ふるさと納税の返礼品にトイレットペーパーを提供していて人気の上位を占めています。
寄付金は2017年に比べ2022年は10倍に増えました。
(ファイナンシャルプランナー 加藤桂子さん)「物価の上昇は避けられない事態になっていて、きっかけは新型コロナだったりウクライナ問題であったり。これは世界的な流れになっています。物価上昇が一時的なものでなく、今後インフレの状況がどんどん続くと皆さんにはイメージしてもらいたい」
生活用品の値上げが続く中、消費者はあの手この手で対策に追われています。