鉄路維持で赤字744億円に圧縮 30年間の累積額 新幹線延伸で経営分離の函館~長万部間
北海道新幹線の札幌延伸でJRから経営分離される函館線の函館ー長万部間について、鉄路を維持した際の赤字額が30年間で744億円に圧縮されるとの収支予測が示されました。
函館ー長万部間を第3セクターで維持する場合、道は30年間の累積赤字はおよそ817億円に上るとしていましたが、人員削減できるとして、27日の協議会では赤字額を744億円まで圧縮できるとの収支予測を示しました。
また、バス転換にする場合には、運行経費削減や料金体系の見直しのため157億円から106億円に赤字が圧縮できるということです。
さらに、利用実態やニーズに応じたバスルートやダイヤを確保することなど、基本的な考え方が示されました。
道では2025年度までに結論を出したいとしています。