雪が溶け屋根から滑り落ちそう “ドカ雪”から一転、落雪事故注意 気温3月並み急上昇 北海道
16日までの大雪から一転、17日の北海道内は札幌や道南を中心に3月上旬から4上旬並みの気温となっています。
落雪事故などには十分に注意が必要です。
暖かい空気が流れ込んだ影響で、3月上旬並みとなる2.9度まで気温が上昇した札幌。
16日の大雪から一転、季節外れの気温に道路を通る車が水しぶきをあげていました。
(宇佐美記者)「時折日差しがあり暖かい。住宅から雪がせり出し今にも落ちそうです」
住宅街では屋根からせり出した雪庇がとけて、いまにも滑り落ちそうな状況もー
(札幌市民)「重たい雪は間違いない。軽くはない」
札幌市南区の美容室です。
屋根に上がる男性には雪下ろしをせざるを得ない理由がありました。
(札幌市民)「雪庇がバス停の前に落ちて並んでいる人に頭に落ちる」
17日正午すぎ、札幌市清田区では「屋根から雪が落ちて人がいるかもしれない」と警察に通報はありました。
消防によりますと、けが人はいなかったということです。
ほかにも道南の松前では9度、江差では8度など3月下旬から4月上旬並みの気温となっています。
18日も全道的に3月並みになるところが多く、引き続き落雪事故などには十分に注意してください。
その一方でー
(宇佐美記者)「札幌の中心部に向かう道路は2車線が1車線になっていて長い列ができています」
17日朝の札幌市内の様子です。
道路の路肩には大きな雪山ができていました。
通行する車はなかなか進むことができません。
また、JRは快速エアポート15本を含む38本を運休にするなど、大雪による交通の影響は続いていました。
札幌市では道路混雑を緩和するため、除雪作業が落ち着く17日夜から本格的に雪山の排雪をすすめるということです。