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運転手「ナットの緩みは確認せず」所有者「責任は私」札幌・タイヤ脱落女児直撃 裁判で

2025年2月17日 18:53
運転手「ナットの緩みは確認せず」所有者「責任は私」札幌・タイヤ脱落女児直撃 裁判で

札幌市西区で2023年11月、走行中の軽乗用車のタイヤが外れ、女の子に直撃した事故の2回目の裁判で、「ナットの緩みは確認しなかった」などとする、運転していた男の供述調書が読み上げられました。

起訴状によりますと、若本豊嗣被告は2023年、車を不正に改造し車両の点検を怠った結果、ナットの緩みに気付かないまま運転。

当時4歳の女の子にけがをさせたとして、道路運送車両法違反と過失運転致傷の罪に問われています。

女の子はいまも意識不明のままです。

また、車の所有者・田中正満被告も同じく車を不正に改造した罪に問われています。

きょう(2025年2月17日)の裁判では検察の証拠調べが行われ、車の不具合を確認していた際、若本被告は「(不具合は)自分が最後に改造したところだと思い、ナットの緩みは確認しなかった」などとする供述調書が読み上げられました。

また、田中被告は「違法な改造だとわかっていた」「車の維持や管理の責任は私にある」などとする調書も読み上げられました。

次回は3月5日に被告人質問が行われ、結審する予定です。

最終更新日:2025年2月17日 18:53