新潟も誇る「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録決定 海外でも高まる日本酒人気 県内の酒蔵にも外国人客が 《新潟》
新潟も誇る「伝統的酒造り」が日本時間の5日未明、ユネスコの「無形文化遺産」に登録されることが決まりました。海外でも人気が高まっている日本酒。県内の老舗酒造にも外国人観光客が訪れ日本酒の魅力に浸っていました。
日本時間の5日、パラグアイで行われたユネスコの政府間委員会。
麹を使って日本酒や焼酎、泡盛などを製造する日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されることが決まりました。
海外でも注目が集まる日本の酒。
新潟市の今代司酒造では4日、外国人観光客の姿がありました。
来場者に酒蔵ツアーを行っている今代司酒造。平日は毎日1回、外国人観光客向けに英語での説明も行っています。
無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」は、穀物を原料とする麹を使って発酵させる手作業の技術。気候や風土に合わせて発展し、受け継がれてきました。
〈今代司酒造 横山祐太郎 直売店店長〉
「やってきたことは確かだったなと我々の自信にもなるし何よりも多くのお客さんに喜んでいただけているんだなという実績にもなるのでその点は非常に自信にもなります」
こちらの酒造にはアジアや北米、ヨーロッパなどを中心に年間5000人ほどが訪れるといいます。
「無形文化遺産」に登録された日本酒の製造工程に興味津々な外国人観光客たち。そして何より…
〈オーストラリアから〉
「甘いね」
思わず、おかわり。
〈カナダから〉
「ここでは人々の生活と酒の醸造が並行して進化してきた様子を見ることができるので本当によかった」
「酒造りの文化は農業と地域、季節が非常に絡み合っているので無形文化遺産になるのは理にかなっていると思います」
〈今代司酒造 横山祐太郎 直売店店長〉
「毎日海外のお客様が来てくださっているのですごい海外からも注目されているんだなっていうのは実際に肌でも感じている。日本のこの文化を私たちがつなげていかなければいけない」