県内初の“食品ロス削減ショップ”がオープン 90%オフの激安商品も 安さの秘密とは? 《新潟》
食品ロスの削減と食料支援を目的とした新しいショップが県内で初めて新潟市東区にオープンしました。店内に並ぶのは定価の半額や中には90パーセントオフの商品も…。安さの秘密とは―
お菓子から、カップ麺、冷凍のおせちまで揃うこちらの店。
値段を見た客からは…
〈買い物客〉
「安いですね。週1くらいで来たいですね」
12月6日、新潟市東区にオープンした「エコイート」です。
店に並ぶのはどれも激安の商品ばかり…その理由は―。
(リポート)
「賞味期限が迫っている商品や中には切れてしまっている商品もあります。こちらのチョコレートは2か月ほど切れているんですが市販価格の10分の1ほどで購入できるということです」
賞味期限が近かったり切れていたりして廃棄される可能性が高くなった物を安く買い取っているというのです。
エコイートは、食品ロスの削減を目指すNPO法人「日本もったいない食品センター」が全国で展開しています。県内第一号となるこちらの店は子ども食堂などの支援を行う「スリーエコ」が運営しています。
〈エコイート泰平橋店 東潤オーナー〉
「信頼のできる事業者からのみ食品を仕入れています。賞味期限が切れていてもまだまだおいしく食べられる物を販売しているのでご安心ください」
商品は仕入れを行ったあとスタッフが必ず試食を行い、安全性などを確認しているといいます。
国内の年間の食品ロスは事業者と家庭を合わせて500万トン以上にのぼります。
10キロのコメ袋に換算して、5億袋を超える食品が1年間で廃棄されているのです。
Q)賞味期限切れと書いてありますが?
「全然気にしないんで」
「もったいないし、いま食品ロスとかけっこう出ていると思いますので、無駄にしないためにいいと思います」
〈エコイート泰平橋店 東潤オーナー〉
「買うことで食品ロスの削減、食べることで食品ロスの削減をこの新潟でもやっていきたい。原材料費の高騰もあると思いますので、まだまだおいしく食べられる食品を安く買っていただいて、 食べていただき、そして家計の足しにしていただけたら」
お得に買い物をして食品ロスの削減へ…
店の売上金の一部は生活に困窮している人や子ども食堂などにも寄付されます。