想定を上回る少子化 10年後には県立高校22校減る見通し 《新潟》
県立高校の10年後の姿を示す「将来構想」について県は5日住民説明会を開きました。少子化が進み10年後には県立高校の数が22校減る見通しです。
「県立高校の将来構想」は前回、2018年度から2027年度の期間を対象に策定されました。
しかし想定を上回る生徒数の減少が進んでいることから、県は2027年度の終了を待たずに、来年度から10年間の構想を前倒しで策定することにしました。
12月5日から住民説明会が始まり、それによると中学校を卒業する生徒の数は10年後、約3800人減少する見込みです。
県は、適正な学校規模を維持するためには来年度募集する86校から10年間で22校減らし、64校になる可能性があるとの試算結果を示しています。
訪れた人からは「私立高校の生徒数が多くなっている印象でそことの協議も必要なのではないか」などの意見が出されました。
〈説明を聞いた住民〉
「(統廃合は)仕方がないと思います。かと言って(学校が)減ることで保護者としては遠くまで通わせることが大変」
〈説明を聞いた住民〉
「(生徒数が)少なければきめ細かい指導をしていただけるのかなと思うのですがやはり競争させたいなというのが親の私の気持ちなので(同級生の)人数が多いほうがいいなと思っています」
県は県内10か所で説明会を開いて来年1月初旬まで意見を募集し、3月に成案を発表する予定です。