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68人が犠牲となった中越地震から丸20年 被災地で追悼行事 鎮魂の祈りに包まれる 《新潟》

2024年10月23日 12:21
68人が犠牲となった中越地震から丸20年 被災地で追悼行事 鎮魂の祈りに包まれる 《新潟》

68人が犠牲となった中越地震から10月23日で丸20年です。被災地では追悼行事が行われ鎮魂の祈りに包まれています。

風が少し強く吹く中、献花台が設けられた長岡市妙見町。朝から花をたむけに来る人の姿がありました。

〈献花に訪れた人〉
「レスキューの人たちが一生懸命やっている所の映像をじっと見てまして、助かってくれたらいいなという 気持ちしかなかったですし」

2004年、10月23日に発生した中越地震。長岡市の旧川口町では最大震度7を観測、68人が死亡し12万棟を超える住宅が被害を受けました。

妙見町では大規模な土砂崩れが起き、車に乗った親子3人が巻き込まれました。当時2歳の男の子は救出されましたが母親と3歳の姉が犠牲になりました。

〈献花に訪れた人〉
「地震のおそろしさと災害のおそろしさを感じて」

被災地が迎えた節目の日。

3人の小学生が犠牲となった小千谷市の塩谷集落では23日朝、児童たちが慰霊碑を訪れ静かに手を合わせました。

〈児童〉
「地震の記憶を風化させず、命を守る行動について考え続けます。東山小学校、東山地域を見守っていてください」

きょう一日、避難訓練や防災学習を行い災害への備えの重要性を学びます。

震災から丸20年。
地震発生時刻の午後5時56分には被災地で黙とうが捧げられます。