懸命のリハビリ 脳内出血で入院していた佐久市の栁田清二市長が公務に完全復帰 5期目を目指し立候補表明
去年9月、脳内出血の治療のため入院し、リモートで公務を行っていた佐久市の栁田清二市長。12月22日に退院し、6日から公務に完全復帰しました。
6日午前、佐久市役所で新年の年頭にあたり開かれた「年賀の式」に参加した栁田清二市長。
杖を突きながらも自らの足で壇上へ上がり、出席した職員や各種団体の関係者を前にはっきりとした口調であいさつしました。
栁田清二市長
「多くの皆さんがこの街の発展に期待をしている。その中において私自身がこんなことでへこたれてどうするんだと。色を変えずに堪えてしのいでもう一度復帰と、そんな思いでリハビリを続けてきたところでありました」
栁田市長は去年9月の公務中、左半身のしびれなどを訴え、病院の検査で「脳内出血」の診断を受け入院。一時は左半身がマヒ状態となりましたが、リハビリを続け12月22日に退院しました。手術の必要性はなく、会話もできたことから、職務代理者を置かず入院中もリモートで公務に当たっていました。
栁田清二市長
「手足の不自由さは残っているところであります。しかしながら市長職の要諦というのは物事を判断すること、責任をもって判断して、市民、議会に説明する、そして同意を得ることですので、その部分にあっては病床前となんら変わらないと思っている。その意味ではこの重責を再び担っていきたいと思っている」
また、栁田市長は年賀式のあいさつで、任期満了に伴い今年4月6日に告示される佐久市長選挙に5期目を目指して立候補を表明しました。女性活躍や将来の医療、介護人材の確保に取り組んでいきたいとしています。