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御嶽山で火山性地震が増加 噴火警戒レベルを「1」→「2」引き上げ 2022年6月23日以来の引き上げ 地獄谷火口から約1キロの範囲 大きな噴石や火砕流に警戒

2025年1月17日 12:24
御嶽山で火山性地震が増加 噴火警戒レベルを「1」→「2」引き上げ 2022年6月23日以来の引き上げ 地獄谷火口から約1キロの範囲 大きな噴石や火砕流に警戒

御嶽山で火山性地震が増加しているため気象庁は、16日夜、噴火が発生する可能性があるとして噴火警戒レベルを「1」から「2」に引き上げました。

気象庁によりますと御嶽山では12月中旬以降、山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加していて16日は27回観測したということです。

このため、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして気象庁は、16日夜、活火山であることに留意の噴火警戒レベル「1」から火口周辺規制のレベル「2」に引き上げました。

御嶽山の噴火警戒レベルが2になるのは2022年6月23日以来です。

これを受け、木曽郡木曽町の御嶽ロープウエイに向かう道路には、想定火口域の範囲や規制箇所を示す注意看板が設置されました。

また、県は警戒連絡会議を開き、気象台の担当者と状況を確認しながら今後の対応について話し合いました。

長野地方気象台 小林昭夫 火山防災官
「麓までは達しないとは思う が、冬山やそれらの地域に入る ことはしないようにしていただ きたい」

気象庁は、地獄谷火口から概ね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

最終更新日:2025年1月17日 13:12