22週連続で全国最高値 県の緊急支援 生活困窮世帯に5000円のガソリン券 2月下旬に配布を目指す 県議会は1月臨時会
17日、県議会は1月臨時会を開き、一般会計で総額810億円余りの補正予算を原案通り可決しました。このうち生活困窮者へのガソリン代支援に1億7100万円が充てられます。
阿部知事
「生活困窮者ガソリン緊急支援事業につきましては、ガソリン価格の高騰でより大きな影響を受けていると考えられます低所得の世代に対して、いわゆるガソリン券を配布しようというものであります」
17日開かれた県議会1月臨時会で提出された補正予算は一般会計で総額810億7982万円。
このうち生活困窮者への緊急支援として1億7000万円が盛り込まれています。県はガソリン価格の高騰を受けて年収200万円未満の世帯などを対象に希望する世帯に5000円のガソリン券を配布します。
16日政府が補助金を縮小したため、長野市内にあるガソリンスタンドの多くは、17日から値上がりに。
湯本翔太記者
「きのうからレギュラーガソリンの価格が3円上がったこちらのガソリンスタンドではこの時間、ガソリンを入れる人の姿はまばらとなっています」
家計にも大打撃となるガソリン価格の高騰。1月14日時点で県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格は190.6円と22週連続で全国最高値となっています。
過去最高水準となっていくガソリン価格…。県は2月下旬に配布を目指す「ガソリン券」の対策がどの程度効果があるのか見極めていくとしています。