松本市の中古車販売店旧ビッグモーターの店舗前で街路樹が不自然に枯れていた事件で県警は18日、器物損壊の疑いで容疑者不詳のまま書類送検しました。

おととし、松本市渚の国道19号沿いの旧ビッグモーター松本店で店舗前の街路樹が枯れているのが見つかり、土壌からは除草剤の成分が検出されました。これを受け、街路樹を管理している国土交通省が松本警察署に被害届を提出。県警が家宅捜索に入るなど捜査していましたが、18日、器物損壊の疑いで被疑者不詳のまま長野地検松本支部に書類送検しました。

除草剤がまかれたのは2015年の6月ごろから2018年の7月ごろまでで、被害があったのは街路樹223本でした。県警によりますと、環境管理のために除草剤をまいたという従業員も確認できていますが、容疑者の特定には至らなかったということです。