宮崎市鏡洲で山火事 焼失面積は約50haに広がる
宮崎市鏡洲の山火事は、通報からまもなく丸1日が経ちます。
焼失面積は、午前9時時点でおよそ50ヘクタールに広がっていて、消防や自衛隊による消火活動が続いています。
25日正午前、宮崎市鏡洲で木の伐採作業などをしていた男性から「山が燃えている」と消防に通報がありました。
25日は、熊本県の防災ヘリコプターや県から災害派遣要請を受けた自衛隊のヘリコプターなどが消火活動を行いましたが、鎮火に至らず。
26日午前6時半から消火活動が再開されています。
(竹下凜アナウンサー)
「鏡洲小学校の近くに来ています」
「山火事の発生から一夜明けた今でも数カ所で白い煙が上がっていて、焦げ臭いにおいがしています」
消防によりますと、焼失面積は、午前9時時点でおよそ50ヘクタールに広がっています。
今のところけが人や建物への被害は確認されていません。
(近隣住民は)
「60年近く住んでいます」
「(山林火災は)初めてです。風が強いので飛び火しないか…」
「山に囲まれているので、早く鎮火してほしい」
宮崎市は、鏡洲地区の一部70世帯を対象に避難指示を発令。
現場からおよそ1キロ離れた場所にある鏡洲小学校は、26日が修了式の予定でしたが、臨時休校となりました。
(鏡洲小学校 山元美保子教頭)
「26日が修了式で、今年度最後の日だったんですけど、子供たちの安全を考えると休校にせざるを得なかった」
「子供たちが元気に登校できることを願っています」
県内は空気の乾燥した状態が続いていて、南部平野部には、強風注意報も発表されています。