春闘 連合山形月給1万5000円以上の賃上げ要求方針 「物価上昇に賃上げが追いついていない」
労働組合による春闘=春季生活闘争が本格化するシーズンを迎え、連合山形は13日、ベースアップを含む月給1万5000円以上の賃上げを要求する方針を決めました。
県内150余りの労働組合が加盟する、連合山形の「春闘キックオフ集会」には各団体の代表などおよそ100人が参加しました。舩山整会長はあいさつで「物価上昇を上回る賃上げで、経済の好循環を生み出すことが必要」と述べ、賃上げの重要性を訴えました。
春闘は、新年度に向けて労働組合が経営者と賃金や労働条件などについて交渉するものです。
集会ではことしの春闘の方針が示され、ベースアップと定期昇給分を合わせて、月給1万5000円以上、5%以上の賃上げを求めることを決めました。去年に比べて金額ベースで1000円高い目標を掲げています。連合山形によりますと去年は前年に比べて8020円、3・07%アップし、比較可能な2013年以降、最も高い水準となりました。
連合山形・舩山整会長「去年の春闘で高水準の賃上げを勝ち取ったがまだ物価上昇に賃上げが追いついていない。価格転嫁を適切に進めることで賃上げを勝ち取ることがことしの重要課題」
ことしの春闘は13日から本格化し、3月中旬から順次、交渉妥結を迎える見通しです。