砲術隊の演舞や勇ましい武者姿の行列 酒田市で「松山まつり」 観光客でにぎわう
山形県酒田市の旧松山藩に伝わる砲術隊の演武や勇ましい武者姿の行列が城下町を練り歩く「松山まつり」が1日、開かれました。
砲術隊「放て!」「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!」
松山まつりでは、松山藩荻野流砲術伝承保存会メンバー10人による火縄銃の演武が披露されました。隊長の指図で、女性3人を含む8人の射手は、立ったままの「立ち」や片膝立ちの「膝放し」、それに「立ち」と「膝放し」を交互に繰り返す「千鳥」などさまざまな銃の構え方を見せます。そして、その構えのまま銃を撃つと周囲には轟音が響き渡りました。
午後からは、今から260年以上前に始まったと伝えられる武者行列が行われました。地元の中学生らを中心におよそ100人が参加。よろいかぶとに身を包んだ武者や馬にまたがり、騎馬武者に扮した参加者らは石垣や白壁など、城下町の面影を残す街並みを行進しました。そして県内で唯一の城郭建築で県指定文化財の松山城大手門を進み出ると詰め掛けた観光客は盛んにカメラのシャッターを切っていました。