日本製鉄とUSスチールによる提訴を受け、USW＝全米鉄鋼労働組合は、訴えの棄却を求める申し立てを行ったと明らかにしました。

日本製鉄とUSスチールが提訴したことを受けて、全米鉄鋼労働組合は、マッコール会長が訴訟の棄却を求める申し立てをペンシルベニア州の連邦裁判所に行ったと5日に発表しました。

全米鉄鋼労働組合は、「USスチールと日本製鉄は、私たちが言論の自由を行使したことに対し、根拠のない攻撃を仕掛けてきた」と非難した上で、「我々には合併計画に反対の声を上げる権利と責任がある。合併は、組合員と国家安全保障に悪影響を及ぼすものだ」としています。

日本製鉄とUSスチールは先月、競合であるクリーブランド・クリフスが北米の市場を独占するため、全米鉄鋼労働組合のマッコール会長と共謀し、違法に買収を妨害したとして提訴しています。