ベトナム技能実習生が鶴岡市で日本語や一般常識など学ぶ 講習後は受け入れ先企業で本格的に働く
外国人技能実習生が県内の受け入れ先企業で本格的に働く前に、日本語や一般常識などを学ぶ入国後講習の開校式が23日鶴岡市で行われました。
鶴岡市にある出羽商工会本所で行われたのは、外国人技能実習生の入国後講習の開校式です。出羽商工会は、2018年度からこれまでに国の許可を得て合わせて40人の外国人技能実習生と庄内地域の受け入れ企業を仲介してきました。開校式にはベトナムから22日に来日したばかりの実習生7人が出席し、ひとりひとり自己紹介をしていきました。
実習生たちは、24日から1か月間、日本語や一般常識を学ぶ入国後講習を受けます。少子高齢化と人材不足が進むなか、企業にとって実習生は貴重な労働力となっています。
ホアさん「人が親切です。日本語は難しいですが面白いですがんばります」
式の後のオリエンテーションで出羽商工会の担当者が実習生の妊娠や育児に対する国の手当や支援策が整っていることを説明しました。
担当者「(妊娠をした場合)ベトナムに帰国するか日本で産むか皆さんは選ぶことができます。必ず企業の担当者や監理団体に相談してください」
出羽商工会の今野司経営指導員「実習生の方々も日本人と同等に権利やサポートを受けることができることを十分理解して安心して実習してもらうことが一番そのサポートができたら」
実習生たちは1か月間の入国後講習の後、それぞれ庄内地域の建設業や電子機器製造業で働きます。