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米沢市の中学校 併願受験できるにもかかわらず「できない」と生徒に伝え出願できず 追試験で対応

2025年3月17日 18:30
米沢市の中学校 併願受験できるにもかかわらず「できない」と生徒に伝え出願できず 追試験で対応

米沢市内の中学校の生徒1人が、教員の誤った認識から県立高校の一般入試に期間内に出願できなかったことが分かりました。生徒は追試験での受験が認められましたが、市教育委員会は、情報共有の徹底など再発防止に努めるとしています。

米沢市教育委員会佐藤哲教育長「このたびは大変申し訳ございませんでした」

米沢市教育委員会によりますと市内の中学校に通う3年生1人に対し担当の教員が、この生徒が希望する高専などの国立学校と県立高校との併願受験が本来は出来るにも関わらず、誤った認識から、受験できないと伝えていました。
このため、生徒は3月7日に学力検査が行われた県立高校の一般入試の願書を提出しませんでした。保護者から問い合わせがあり今回の誤りが発覚しました。市教委は3月3日に、県教育委員会に報告。県教委は生徒に非がないことなどから12日に実施された追試験の受験を認めたということです。
今回のミスの原因について市教委は担当教員の認識不足のほか校内の進路指導委員会での情報共有の方法などが不十分だったとしています。

市教育委員会 山口博教育指導部長「第一希望・第二希望と個別の進路希望調査票には記載されていたが共有する一覧表には第二希望の県立高校の学校名が入力されておらず委員会で確認が抜けてしまった」

市教委では各学校長を通じて今回の事案を情報共有するとともに、学校内での進路に関する情報の共有方法について見直すなど再発防止をしていくとしています。

最終更新日:2025年3月17日 19:36