新庄市「エコロジーガーデン」の魅力を発信 地域おこし協力隊員が撮影の写真展
山形県新庄市で地域おこし協力隊員の男性が撮影した写真を集めた展示会が20日から始まりました。市内の自然あふれる文化施設で撮影した写真を通して新庄の魅力を発信しようと活動する男性の思いを取材しました。
新庄市の文化交流施設「エコロジーガーデン」で20日から始まったこちらの写真展。
エコロジーガーデン内で撮影された家族写真など45点が展示されています。撮影したのは新庄市地域おこし協力隊の石塚崇さん(55)です。山形市出身の石塚さんは2022年5月に協力隊員に着任しました。その年の7月から、趣味で続けていたカメラを生かしてエコロジーガーデンで無料の写真撮影会を企画。
SNSなどで希望者を募り週に1度のペースで撮影会を続けてきました。
石塚崇さん「エコロジーガーデンに初めて来たときに、こんなに自然あふれる場所、 歴史のある建物を背景にしたら いい写真が撮れるだろうと思い撮影を始めた」
これまでに撮影してきた写真は4000枚以上に上ります。
こちらは去年秋に撮影された1枚です。写っている家族はこれまでに6回、石塚さんの撮影会に参加しているといいます。
石塚崇さん「右のお子さんはまだ歩くことができない状態の時に写真を撮ったが、だんだんハイハイができるようになって、きょう会ったら歩けるようになっていた。そういう成長の過程を写真に収めることができてうれしくなる」
一方、こちらはアニメのキャラクターのコスプレ写真を撮ってほしいというリクエストを受けて撮影したといいます。
石塚崇さん「車で(エコロジーガーデンまで) 運転するときからこの格好で来た。通り過ぎる車に乗っている人が笑っていたと話していた」
こちらは去年4月、サクラが咲き始めたころに撮影されました。
石塚崇さん「たまたまきれいなサクラが咲き始めた様子を見て このモデルさんがふとお面を上げた瞬間を狙って撮った。この写真を差し上げたら、どうして撮ったんですかと笑いながら照れながらもすごい喜んでいた」
石塚さんは今後も撮影会を通してエコロジーガーデンのファンを増やしたいと話します。
石塚崇さん「どこで撮ったのかを散策してもらうのも一つ。ぜひ自然あふれる誰でもきれいな写真が撮れるエコロジーガーデンに来てほしい」
展示されている写真はすべて、題名が付いていません。会場では、写真の題名を考えると抽選で新庄市内のホテルのランチ食事券が当たる企画も行われています。
この写真展は新庄市のエコロジーガーデンで3月31日まで開かれています。