伝統行事の「流し雛」 無病息災で1年を幸せに過ごせるよう西川町の子どもたちが願い込め
和紙で作った紙雛に願いを書いて川に流す伝統行事「流し雛」が4日、山形県西川町で行われました。
西川町間沢の寒河江川沿いに建つ、料亭「玉貴」です。毎年この時期、無病息災で1年間を幸せに過ごせるようにと紙雛に願いを託す伝統行事の「流し雛」が行われます。今年は地元の小学生などおよそ20人の子どもたちが、和紙でできた紙雛に自分の願い事を書き込みました。
子ども「保育士になれますように。保育園のころから保育士になりたかったので書きました」
子ども「家族みんなでけんかなく、楽しく過ごせますようにです。けんかが嫌いなのでみんなで楽しく過ごしたいからです」
子ども「お金持ちになれますようにです。お金持ちになれますようにです」
子どもたちは、すぐそばを流れる寒河江川に移動し、願いを書いた紙雛を流しました。
料亭「玉貴」阿部清美 若女将「能登、青森、台湾の地震など災害が多いので、その収束も祈願して流しました」
このほか、この日は玉貴を訪れた人たちが書いたたくさんの紙雛を乗せた小さな木の船も川に流し、子どもたちはお祈りしながら見送っていました。