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「帰ってきてね」「大きくなって戻ってね」 大切に育ててきたサケの稚魚 児童が地元の川に放流

2024年2月29日 20:42
「帰ってきてね」「大きくなって戻ってね」 大切に育ててきたサケの稚魚 児童が地元の川に放流

酒田市の小学校で29日、子どもたちがふ化をさせ大切に育ててきたサケの稚魚を地元の川に放流しました。

「げんきでかえってきてね」「バイバイ、ちゃんともどってきてね」

酒田市穂積の日向川河川敷で行われたサケの放流には西荒瀬小学校の全校児童約120人が参加しました。
西荒瀬小のサケの放流は子どもたちに命や環境の大切さを学んでもらおうと40年以上にわたって受け継がれているものです。
放流したのは去年の秋に川をさかのぼってきたサケから子どもたちが卵を採取し、学校の水槽でふ化させた約6500匹の稚魚です。5センチほどの稚魚に育つまでの約4か月間、自分たちで餌を与えてサケを育ててきました。
子どもたちは「元気で帰ってきてね」と稚魚に声をかけながら、バケツから少しずつ川へと放していきました。

児童「大きくなって戻ってきてほしい」「困難を乗り越えてほしい」「卵から育ってくれたのでここから大人になって元気に帰ってきてほしい」

放流された稚魚は海で4年をかけて60センチほどまで成長し、再び日向川へ帰ってくるということです。