サッカー・J2リーグ開幕に向け、モンテディオ山形は現在、キャンプを行い、強化に取り組んでいます。モンテ一筋でことし在籍18年目を迎える山田拓巳選手に注目します。3度目のJ1昇格に懸ける思いを聞きました。

DF山田拓巳選手（昨シーズンと変わりなく元気そうに過ごしている？）「体は悲鳴を上げて節々が痛いですけどでも順調に来ている」

ディフェンダーの山田拓巳選手。チーム最年長の35歳です。プロ生活はモンテディオ一筋で今回、18回目のキャンプを迎えました。

DF山田拓巳選手（18年って一言で言っても長いじゃないですか？）「人生の半分ですからね」（慣れたっていう感じ？）「最初にこのキャンプを経験する人は長いとしんどい感覚になる選手がほとんど。僕は逆に楽しみで嫌だと思うことはない」
「筋肉痛が2日後に来るとかそういうことはある。年齢には逆らえない部分はあると思うけど覆したいというのも一つのモチベーション。若い選手が多いので頑張って食らいついて一緒に頑張れば自然と自分も若返るというか元気にやっていけると思う」

「まだまだ成長したい」と話す山田選手。昨シーズンはサイドバックとして守備から攻撃へと何度も駆け上がり、2ゴールを挙げました。
クラブ初の9連勝を果たし終盤、破竹の勢いでリーグ4位まで駆け上がったチームの主力として躍動しました。それでも、J1昇格には、あと一歩届きませんでした。

DF山田拓巳選手（昨シーズンの話も聞きたくなるんですが今振り返ってどう感じている？）「その瞬間は悔しさが大きくて数日魂が抜けたような感じになった。何も考えたくないし家にいてもぼーっとしていた」

「J1昇格を懸けたプレーオフでは普段通りの力を出せず悔しいシーズンだった」と振り返った山田選手。高校卒業後、2008年にモンテディオに加入しその年と2014年の2度J1昇格を経験しました。いまのチームではモンテのJ1時代を知る唯一の選手です。

DF山田拓巳選手（3回目のJ1昇格に懸ける思いを聞かせてください）「去年終わって次のシーズンやれるかどうか分からなかった。ただありがたいことにことしも現役としてプレーできることが決まり本当にうれしかったし感謝しかない。クラブにまたリベンジするチャンスがもらえたので。自分が元気でしっかりピッチに立てる間にもう1回歓喜を味わいたい。何度も何度も挑戦してきて毎年『今年こそ今年こそ』 と言ってきているので何回目だよという感じだけど今年こそクラブとしても絶対優勝してJ1に上がるという思いは1番強いと思うのでみんなといっしょに笑って終われるシーズンにしたいと強く思っている」

個人の目標も力強く語ってくれました。

DF山田拓巳選手「10得点以上に絡んでいかないと。5ゴール5アシストでもいいし10アシストでも。それぐらい高い目標を持ってやらないといけないポジションだと思っている。まずはけがなくキャンプをしてください。今シーズン期待しています。今シーズンこそ」