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全国初導入 熱中症対策で暑さ指数などの気象データを自動測定 山形市内の学校に

2024年1月25日 18:07
全国初導入 熱中症対策で暑さ指数などの気象データを自動測定 山形市内の学校に

去年夏の記録的な猛暑を受け、山形市は民間の気象会社と連携して、山形市内の学校に暑さ指数などの気象データを自動で測定するセンサーを試験導入することになり、協定の締結式が25日行われました。

山形市役所で行われた締結式では、山形市の佐藤孝弘市長とウェザーニューズの草開千仁社長が協定書に署名しました。
今回、市内の学校に試験導入されるのは、高性能気象センサー「ソラテナPro」です。このセンサーは、屋外に設置することで、気温、湿度、風向きなどを1分毎に測定し、それをもとに暑さ指数を算出します。これまで教職員が手動で行っていた測定業務をこのセンサーで行えるということです。
測定されたデータは、登録したパソコンやスマートフォンに送信され、一定の数値を超えるとアプリから通知が届きます。
今回の協定は去年夏の猛暑のため、米沢市で部活動帰りの女子中学生が熱中症の疑いで死亡したことなどを受け締結されました。学校の熱中症対策としてこのセンサーが設置されるのは全国で初めてです。

株式会社ウェザーニューズ草開千仁代表取締役社長「突然5分後に急激に気温が上がったりするような状況のなかで一定の間隔で測定するには限界がある。気温の変化にも抜けもれなく柔軟に対応できるそこが大きなポイント」

市は今後、導入する学校を決め新年度からの導入を目指しています。