ゆっくりと走り出した車が車止めを乗り越え酒田港に転落 乗っていた男性が死亡
11日午前酒田港の岸壁から軽乗用車が海に転落しました。乗っていた男性1人が沈んだ車から救出されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。警察は病気や自殺の可能性も含め調べています。
酒田港に設置された防犯カメラの映像です。午前9時43分、酒田市山居町2丁目の酒田港で、1台の軽乗用車がゆっくりと走り出し、岸壁の車止めを斜めに乗り越えて海に転落しました。車は10分ほど水に浮いた状態でしたが、やがてエンジンがある車両の前の部分から海中に沈みました。駆け付けた消防が岸壁から十数メートル離れた場所に沈んでいた車の中から男性1人を見つけ、通報からおよそ1時間半後に引き揚げました。男性は病院に搬送されましたがその後、死亡が確認されました。
警察によりますと、車は庄内ナンバーの軽乗用車で、乗っていたのは県内に住む40代の男性でした。警察は、転落時の車のスピードが遅いことや、ドアがロックされていて車内から脱出しようとした形跡がないことなどから、病気や自殺の可能性も含め原因を調べています。