置賜地方伝統の餅作りが最盛期 クルミやゴマなどを加えた特製みそだれを練り込む
川西町の農家を中心に運営している大塚もち加工センターでいま、餅作りが最盛期を迎えています。この時期、1日に使う餅米の量は120キロにも及びます。
大塚もち加工センター安部栄太代表取締役「こんがり焼けました」
冬になると特に注文が多くなるのが、「みそ餅」です。かつては農家ごとに作られていた置賜地方の伝統食です。ほのかに甘くてしょっぱい味わいがくせになると言います。
大塚もち加工センター安部栄太代表取締役「みそ餅は置賜だけ。昔はいいモチ米ではなくくず米を使ってお菓子みたいにしていた。 小さい時からよく食べていた」
こちらのセンターではクルミやゴマなどを加えた特製のみそだれを餅に練り込んでいます。今の時期は連日、餅を買い求める客が店に訪れます。
買い物客「自分の家でも食べるしお歳暮みたいに世話になった人に送っている」
ことしは物価の上昇によって生産コストが増加し、センターでは餅の販売価格を1割ほど値上げしました。家族が集まる年末だからこそ、置賜の餅の味を楽しんでほしいと話します。
大塚もち加工センター安部栄太代表取締役「みそ餅は砂糖が入っているので焦げてしまうのでホットプレートで調整して焼けば大丈夫。 まずは味を楽しんでいただき家族団らんで実家に帰って来た人と置賜の餅を食べていただきたい」
もちの生産のピークは年が明けた1月上旬まで続くということです。