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5月に閉店した山形市のウナギ料理店「染太」 常連客の声受け期間限定でうな重販売

2024年7月24日 17:23
5月に閉店した山形市のウナギ料理店「染太」 常連客の声受け期間限定でうな重販売

24日は「土用の丑の日」です。こうした中、ことし5月末に惜しまれつつ閉店した、山形市のウナギ料理店「染太」が丑の日にあわせて期間限定でテイクアウトでの うな重の販売を始めました。

山形市七日町3丁目にあるウナギ料理専門店・「染太」です。

染太・佐藤憲一社長「なんで辞めるの?絶対続けてほしいどうしてももう1回くらい食べたいというお客様の厚い厚いご支持に応える意味で今までお世話になった分還元しようかなと」

「染太」は77年前の1947年に山形市七日町で営業を開始し2年後の1949年に今の場所に移転しました。毎年7月の「土用の丑の日」には、市内外から多くの客が訪れていました。しかし外食需要が多様化し、丑の日以外の時期の客足が減少したことやウナギの稚魚の減少による仕入れ価格の高騰が経営を圧迫。ことし5月いぱいで惜しまれつつ営業を終了しました。

客(5月31日)「ことしくらい7月(丑の日)出してもらえると」

復活を求める常連客の声を受け、佐藤社長はこれまでの感謝の気持ちを伝えたいと一念発起。「土用の丑の日」にあわせテイクアウト限定でうな重を販売することにしました。

「器は大丈夫ですそのまま返さなくて」
「ことしもやってくれてうれしい(器はどうする?)価値があるので取っておく。これを機にまた来年もやってもらえればまた来たい」
染太・佐藤憲一社長「やっぱり仕事は楽しい。お客様の顔も見て会話しながら商売するのはとても楽しい。今のところは再開するともしないとも言えないし年も年だから引退も考えている」

限定販売は7月27日までと、「二の丑」に合わせ、8月2日から5日にかけて行われます。購入を希望する場合は前日までの予約が必要です。