サクランボの凍霜被害ほとんどなし 山形県内春先に氷点下の日は続かず 生育順調
山形県内でことし春先に懸念された霜や凍結によるサクランボの被害はこれまでにほとんどなかったことがJAの調べでわかりました。現在のところ、生育は順調だということです。
サクランボの霜被害は、春先、芽が霜に覆われるとめしべが枯れて実がならないといった影響が出るものです。
県内では2021年に霜や凍結による深刻な果樹被害が発生しました。
ことしも春先の霜の発生が懸念されたことを受け、県内のサクランボ農家は最低気温が氷点下となるなど厳しい冷え込みが見込まれる日に園地を暖めるヒーターを点けるといった対策に追われました。
JAによりますと、今シーズンは氷点下の日が長く続いた園地は全地区で確認されず、霜や凍結による被害はほとんどなかったということです。
JA山形中央会大武義孝参事「おかげさまで今のところサクランボは順調に生育しているぜひいい収穫に結びつけるように期待している」
JAでは、これからの時期、田んぼやサクランボ畑などで農作業が本格化するとして、作業中の事故や農作物の盗難防止に力を入れていくとしています。