健康被害が報告されている小林製薬の「紅こうじ」 原料にした米沢市の食品メーカーが自主回収
小林製薬の紅こうじ原料を含むサプリメントで健康被害が報告されている問題です。山形県内では米沢市の食品メーカー「おたまや」が、「紅こうじ」を使った製品を自主回収すると発表しました。
小林製薬は「紅こうじ原料」を自社で年間18.5トンほど製造していて、およそ8割を食品メーカーや飲料メーカーなど52社に提供しています。
甘酒やみそなどを製造販売する米沢市の「おたまや」は、県外の卸売を通じて小林製薬が製造した紅こうじ原料を仕入れ、粒状やパウダー状の紅こうじ製品を販売していました。この紅こうじ製品はご飯に混ぜて食べたり水に溶かして飲むもので、去年12月から先週末までの間で1400から1500個販売されたということです。
問題を受けておたまやは3月23日から製品の自主回収をはじめました。26日午前中に安全性などについて2000件を超える問い合わせがあったといいます。
おたまやには、小林製薬以外のメーカーから購入した紅こうじを使った甘酒や味噌などの加工食品もありますが、現在、紅こうじに関連する製品・およそ20種類全ての販売を中止しています。おたまやは「自社製品を購入した人で不安がある場合などは電話で連絡してほしい」と呼びかけています。問い合わせ先の電話番号は0238-23-1850で平日は午前9時から午後6時まで営業しています。水曜、日曜、祝日は休業しています。