月山のカエデのチップ使い燻製した唐辛子「チポトレ」を商品化 山形市の就労支援団体
山形市で障がい者の就労支援に取り組む団体が唐辛子を燻製にした香辛料を新たに商品化しました。ピザやグラタンなどの洋食に合う風味に仕上がったということです。
新たに開発された香辛料「チポトレ」です。山形市のNPO法人「みちのく屋台こんにゃく道場」が西川町の「くんせい工房ぽれぽれ」と共同で7月から製造を進め、このほど完成しました。
玉こん販売「味がしっかりしみ込んでとってもとってもおいしいですよ!ぜひたくさん!召し上がってくださーい!!」
こんにゃく道場は知的障がいがある若者の自立支援として玉こんにゃくの移動販売に取り組んでいるほか、2017年からは自家製の香辛料「やまんばとうがらし」シリーズを販売。中でも、赤唐辛子の「タカノツメ」に比べて10倍の辛さを誇る黄金唐辛子を使った一味は国内でも珍しいといいます。
この日も市内の畑で、利用者が黄金唐辛子の収穫に当たっていました。ことしは夏の暑さの影響で実が小ぶりなものの、風味や辛さは例年並みの出来栄えに仕上がりました。
利用者「みなさんと仲良くいっぱい収穫しています」「丁寧に収穫しています」
「チポトレ」はメキシコなどで使われる唐辛子を燻製した香辛料です。こんにゃく道場では、収穫した黄金唐辛子を月山に自生するカエデのチップを使って燻製して、チポトレを製造しています。食欲をそそる香りからグラタンやピザといった洋食やチーズやバニラアイスなどにも合うということです。
利用者「すごーく辛くておいしい唐辛子でございます!様々料理にも最適ですよ!どんな料理にも使ってほしいと思います!みなさんで!元気に!使って!!下さーい!!」
「チポトレ」の価格は一本「648円」で、22日から500本限定で、天童市の産直施設「サンピュア」で販売されます。