「手間暇に感謝」 上山市原産の品種「紅柿」を使った干し柿 児童らが味わう
山形県上山市の小学校で20日、給食に干し柿が提供され、子どもたちが歴史を学んだあとに地元の特産品を味わいました。
上山市の宮川小学校に干し柿の生産者が訪れ、給食の時間を前に4・5年生の児童たちが地元特産の干し柿の歴史や作り方などを学びました。上山の干し柿では、「紅柿」と「平核無柿」の2種類がよく使われますが、「紅柿」は上山市原産の品種です。
「紅柿は上山にしかない貴重な特産物で他の柿よりも色が赤くとっても渋い渋柿です。でもその渋さが甘さに変わるので干し柿にするとものすごく甘い干し柿に仕上がる」
そして、待ちに待った給食の時間です。全校児童90人に紅柿を使って作られた干し柿が配られ、旬の味覚を味わっていました。
「とても甘くておいしかった。手間暇かけて作られていることがわかったので感謝して味わってこれからも干し柿を食べたい」
「前まで干し柿が好きじゃなくて食べなかったけどきょう食べてみておいしいってわかったので今度から食べるようにしたい」
この日は上山市内の全ての小・中学校で干し柿が給食に出されたということです。