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秋の味覚 山形県産マツタケ大きさ・収量は平年並 庄内北前ガニはまだ少なくこれからに期待

2024年10月10日 18:10
秋の味覚 山形県産マツタケ大きさ・収量は平年並 庄内北前ガニはまだ少なくこれからに期待

秋の味覚、マツタケのシーズンの到来です。山形県内ではいま、県産マツタケが出回り始めています。10日の山形市内の販売店を取材しました。

小坂憲央アナウンサー「こちらの直売所、店内入ってすぐにキノコ類が並んでいる。ありました、マツタケです。20本ほどあるでしょうか」

山形市替所にあるキノコや果樹の直売所「やまっく」です。県産マツタケおよそ20本が店頭に並んでいました。価格は2本で5000円前後のものが多く販売されています。

今日は入ったのもあります?「今日はこれ」「立派ですねいい香りですね」

今シーズンは9月に入っても気温が高い日が続き、この直売所では例年より1週間から10日ほど遅い10月4日が県産マツタケの初入荷となったそうです。

やまっく 小笠原智恵子さん「毎年大体10月1日、早い時は9月末に入って来る」
小坂アナ「例年と比べて本数は多い?」
やまっく小笠原智恵子さん「ここ2、3日で入ってきてる」

直売所を運営している山形地方森林組合によりますと今シーズンのマツタケは入荷の時期は遅れているものの、香りや大きさ、収量は平年並みを見込んでいるということです。

小坂アナ「ことしの山はいかがですか」
持ち込んだ人「時期がずれて収穫が遅いけどそれなりにいい。これからも多少採れると思う」
小坂アナ「マツタケのおいしさはどのあたり?」
持ち込んだ人「香りですね」

マツタケの入荷は10月末まで続くということです。

一方、庄内沖では10月からズワイガニ漁が解禁となりました。
鶴岡市の鼠ヶ関漁港では10日午後、生きの良いズワイガニが次々に水揚げされていました。

はかりに載せて「1キロ、これ北前だ」

庄内沖で水揚げされたオスで重さが700グラム以上など6つの基準を満たしたズワイガニは5年前から「庄内北前ガニ」のブランドで出荷されています。ズワイガニ漁が解禁され、庄内沖ではこれから盛んに底引き網漁が行われます。
地元の漁師によりますと今シーズンは平年よりも海水温が高いため水揚げされるズワイガニは全体的に小ぶりで、「庄内北前ガニ」の基準を満たすカニはまだ少ないということです。
これから冬場に向け水温が下がるとカニの生育が進みブランドの条件を満たすカニが増えてくるのではと話していました。

漁師「冬場になればますますおいくなるから北前ガニを食べに鼠ヶ関に来てください」

今シーズンのズワイガニ漁は来年1月いっぱいまでがピークです。