eスポーツイベント運営や空き家マッチング 山形市内の高校生が開業届け
山形市内の高校生2人が会社を興すことを決め6日、記者会見に臨みビジネスプランを明らかにしました。
山形市の惺山高校に通う3年生、管悠南さんです。管さんはオンラインで開業届を提出しました。
惺山高校3年・管悠南さん「これから自分の事業を立ち上げてやっていくということで楽しみもあるしこれからどうしようと考えることもあり楽しみが大きい」
惺山高校は起業について学ぶ授業を行っていて、管さんは高校ややまがた産業支援機構などの支援を受け、起業に向けての準備を行っていました。管さんは、高校でeスポーツの部活に所属している経験を生かし、eスポーツイベントの企画や運営などを行う事業に取り組みます。
惺山高校3年・管悠南さん「地域を盛り上げていきたい。衰退してしまっている山形を地域イベントeスポーツイベントで盛り上げていきたいという思いで今回起業することを考えた」
管さんは市内で開いた記者会見で、事業の内容や起業への思いなどを語りました。
惺山高校3年・管悠南さん「今の山形には若者が楽しむ場娯楽であったり遊び場が少なく山形を出て行ってしまうケースがとても多い。私はそんな山形で好きなことで生きていく好きなことを仕事にするモデルになろうと考えている」
また管さんは若者だけではなく高齢者の孤立防止や地域間の交流などにもeスポーツを活用していきたいと話していました。
惺山高校3年・折原知晟さん「現在日本では空き家は増加の一途をたどっている。適切に管理活用すれば新たな価値を生み出せるのではないかと思い今回起業を決意した」
同じく惺山高校3年の折原知晟さんも起業を決意した1人です。折原さんは、空き家の所有者と入居希望者をマッチングする事業に取り組みます。春からは都内の大学に進学し試験的に事業を立ち上げながら起業についてさらに勉強するということです。
惺山高校3年・折原知晟さん「もっともっと山形が若者が求めている環境を作っていけたら」
惺山高校3年・管悠南さん「若者だけではなく高齢者も含めたいろいろな地域の世代間交流を山形で行いたい」
惺山高校では2025年度以降も、起業について学ぶ授業を行い、生徒たちに「起業家精神」を持って地域を元気にして欲しいととしています。