金銭的に困難な状況に置かれている子どもたちを支援しようと米沢市の認定NPO法人などが基金を立ち上げました。「子どもの未来を支える里親基金」と名付け、幅広い支援に取り組む方針です。

この里親基金は、親を亡くしてしまったり、虐待を受けたりして経済的に困難な状況に置かれている子どもたちを支援しようと米沢市の認定NPO法人「With優」が弁護士などの専門家とともに立ち上げました。県内在住の25歳未満の若者を対象に進学支援や生活支援のほか、修学旅行などの学校行事への参加費用の援助も行います。

With優　白石祥和代表「夏休み中で給食がなく家でも親がご飯を作ってくれないネグレクト状態にある子どもや小学生で日記を書くときに毎日「ゆっくり休んだ」と書いている子どももいて何かできることがあるんじゃないかと」

里親基金の発足を受けて県置賜総合支庁では、職員の有志247人から合わせて18万2千円の善意が寄せられ3月5日、贈呈式が行われました。

NPO法人With優白石祥和代表「経済的な理由や生活環境で自分のやりたいことを諦めちゃうような子どもや若者が少なからずいる。そういう子どもたちの声をどう拾っていくのかが課題」

里親基金は個人会員が毎月の引き落としで1口1000円から。法人会員が毎月1口3000円から参加が可能です。また県置賜総合支庁などには募金箱が設置されていて幅広い支援を呼びかけています。
里親基金に関する問い合わせは子どもの未来を支える里親基金事務局までとなっています。TEL0238ー33ー9137　FAX0238ー33ー9138