山形大学に来年春、デジタル人材の育成を目指す学部に相当する新たな組織が設置されることが正式に決まりました。学部に相当する新組織の設置は1973年に医学部が開設されて以来、52年ぶりです。

山形大学はデジタルを利活用して地域課題の解決策を創造する人材の育成を目指す新組織「社会共創デジタル学環」を2025年4月に新設します。学部に相当する新組織の設置は1973年に医学部が開設されて以来、52年ぶりです。

「社会共創デジタル学環」では1、2年次に学内イベントやカフェの企画・経営を行う実践演習や市場調査といったデータ利活用など文系・理系を問わない幅広い教養を学ぶプログラムを行います。

山形大学教育担当理事出口毅・副学長「地域社会の中での課題解決のニーズに応じていく。デジタルを活用した新たな文理横断学位プログラムの導入という形で設置を申請し認められた」

一方、大学院には新たに「数理情報システム専攻」を設置し、情報科学やデータサイエンスの専門知識を習得し社会課題解決をリードする「高度情報専門人材」を養成することを目指します。入学定員は「デジタル学環」が30人、「数理情報システム専攻」が88人であす17日、詳しい募集要項を公表する予定です。