Jリーグ2026年から「秋春制」へ 「開幕をホームで迎えられる可能性」モンテディオ「賛成」
開催時期の変更を正式に決定です。Jリーグは、2026年のシーズンから8月にリーグを開幕するいわゆる「秋春制」に移行することを決めました。モンテディオ山形の相田健太郎社長は19日、クラブとしてリーグに対し、賛成したことを明らかにしました。
Jリーグは19日、理事会を開き、3年後の2026年シーズンからリーグ戦の開催時期を変更することを全会一致で決めました。
現在のスケジュールは、2月に開幕して12月に終了しますが、2026年のシーズンから変更し、8月の第1週にスタートします。リーグ戦は年をまたいで5月末まで試合が続き、雪が降る12月から2月までの間は「ウィンターブレーク」として試合を行わない期間を設けます。
こうした「秋春制」は、イングランドやスペインなどヨーロッパの5大リーグが採用していて、Jリーグ側は、選手たちの移籍が活発化することを期待しています。
一方で、山形のように降雪地帯のチームは冬にホームゲームができないため、アウェーの試合が連続してしまうなどの課題もあります。移行の決定を受けてモンテディオ山形の相田健太郎社長は19日夜、オンラインで記者会見を開きました。
Jリーグは12月14日に、すべてのクラブに対して「秋春制」移行の是非を問う投票を行っています。会見の中で相田社長は、会社全体で議論した結果、「秋春制」に賛成したことを明らかにしました。
モンテディオ山形相田健太郎社長「開幕をホームで迎えられる可能性が高いのはすごくいいこと。シーズンが始まる前にもキャンプを地元でやることが考えられるし、シーズンの終了もホームで迎えられる可能性もあるので、そういったところはポジティブなところ」
一方で、冬場の練習環境をどう確保するか、チームの検討課題もあります。Jリーグは今後、シーズン移行までの間に、各クラブが抱える課題をどう解決していくか検討していくことにしています。