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10年前の借りを返しに 全国高校サッカー28日開幕 東海大山形の初戦は29日

2024年12月27日 16:50
10年前の借りを返しに 全国高校サッカー28日開幕 東海大山形の初戦は29日
YBCスポーツです。全国高校サッカー選手権大会、山形県代表の東海大山形高校が29日の初戦に臨みます。「絶対に勝つ!」ー。チームの思いを受け止め、選手たちを支える人たちを取材しました。

10年ぶり2度目となる全国への切符を手にした東海大山形。県大会は4試合無失点と安定した守備を見せました。3年ぶりに進んだ決勝では強豪・羽黒の攻撃を押さえ込み、3年生の高橋蓮恩選手がダイビングヘッドで決勝点。劇的な勝利を飾りました。

高橋蓮恩選手「全国大会ではレベルが違ってくると思うが自分たちの粘り強い全員サッカーでまずは一勝目指して頑張っていきたい」

東海大山形が初めて県大会で優勝した10年前。その決勝でゴールを決めたのがー。

「決まった 4番の矢萩!」

当時の主将を務めた、矢萩万裕さん。現在は、チームのコーチとして選手を指導しています。

矢萩万裕コーチ「やっぱりサッカーからは離れられなくて指導の場でもう一度全国を目指したいなと」

矢萩コーチは、高校・大学を卒業後、一旦は県外で会社員となりましたが、去年、母校に戻り、チームの成長を見守ってきました。

指導「対角入れていくのも必要相手によっては入れていくことでライン下がるでしょじゃあ どこ空く?そういう駆け引きを常にやりながら」

10年前の全国大会初戦では0対0でPK戦にもつれ込む接戦を繰り広げましたが、惜しくも敗れました。そこで得た経験を、現在のチームに還元しようと指導に取り組んでいます。

矢萩万裕コーチ「10年前、あの時にこうやっておけばよかったなという後悔が残っていた選手には後悔してほしくないだからこそ今やるべきことをたくさんやる全力でやるということを指導に落とし込んでいる」

秋葉悠寿主将「万裕先生もセンターバックをやっている基礎や自分の苦手なところを一緒にトレーニングしてくれる少しでも恩返しができたら」

全国大会の初戦の相手は愛媛代表・松山北。県立の進学校で、3年生の多くは大会にエントリーせず、メンバーのほとんどが2年生で構成されています。一方、その実力は確かです。ノーシードから勝ち上がり愛媛の頂点に立ちました。

東海大山形五十嵐直史 監督「松山北は2年生でも予選を勝ち抜いてきたすばらしいチーム。うちのチームが上回れるくらいの勢いをもって戦わなければいけない」

この日、東海大山形高校でサッカー部の壮行式が行われました。

秋葉悠寿主将「まずは初戦突破を成し遂げいい報告ができるように全力で戦ってきます応援よろしくお願いします」

「T・О・K・A・I東海!」

秋葉主将のクラスメート「現地で県大会決勝を見たんですけど東海の粘り強さがあった全国でも粘り強さを見せつけてほしい」
生徒「相手に点を取らせずに自分たちの流れに持っていってほしい」

現地に出発する生徒たちを、保護者が見送りました。

保護者「センターバックのキャプテンとスーパーゴールキーパーもばっちりだから」「県大会優勝してやっと勝ち取った舞台なので悔いなく精一杯頑張ってほしい」「練習の成果を十分に発揮して頑張ってきてほしい」

秋葉悠寿主将「チーム一丸となって本番当日やっていけるようにやってきます。行ってきます」

「全国高校サッカー選手権大会」は、28日に開幕。県代表・東海大山形の初戦は、29日日曜日に神奈川県のとどろきスタジアムで午後2時10分キックオフです。試合の模様は、YBCテレビで生中継します。
最終更新日:2024年12月27日 20:42
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