「乾杯!」地区の4酒蔵の新酒楽しむ 大勢の参加者で街活気づく 山形・鶴岡市
地区に4つの酒蔵があり日本酒造りが盛んな山形県鶴岡市の大山地区で恒例の「大山新酒・酒蔵まつり」が22日、行われました。訪れた人たちが日本酒で「乾杯」し合い、酒蔵の街が活気づきました。
3連休初日の22日、450年以上も日本酒造りが続く鶴岡市大山地区で「大山新酒・酒蔵まつり」が行われました。
「本日限定の振舞いです」「こちらお試しください。こちらは『出羽の里』という別のコメを使ったものですのでぜひ飲み比べていただけたら」
地区にある4つの酒蔵が開放され、それぞれの新酒を蔵で飲み比べできる恒例行事です。
「乾杯」
まつりには県内外からおよそ1600人が集まりました。それぞれの酒蔵自慢の日本酒で「乾杯」し、香りと味を堪能しました。
訪れた人は「おいしいです」「最高です」
渡會酒造本店・渡會俊男杜氏「ことしはコメの出来も良く皆さんに喜んでもらえるようなおいしいお酒ができたと思いますのでぜひ飲んでいただきたい」
まつりの開催は今回で30回目。今では地区の冬の風物詩として定着し、ことしは節目を祝いイベントが行われました。
大山新酒・酒蔵まつり 菅原成規実行委員長】「特別ゲストとして『鶴岡天神祭』の化けものが大山の祭りを祝ってお酒を振舞いたいということで、何か御利益がありますようにぜひ飲んでいただきたい」
毎年5月に開催される「鶴岡天神祭」で酒を振る舞う「化けもの」が酒を注いで回ります。
訪れた人「ひっきりなし。わんこそば状態でこんな振る舞い酒無いですよ」
さらに今回は、大山地区全体でまつりを盛り上げようと初めて地元の商店も日本酒の振舞いに加わりました。
酒を注ぐ地元の高校生「祭りは小さい頃から見ていました。(Q・ことしは注ぐ役で参加してみて)楽しいです」
振舞い酒をした米店「米屋のPRにもなったと思います。よかったです」
「地区全体で祭りを盛り上げたい」。参加者たちは笑顔で「乾杯」し合い、酒造りの街は活気づきました。
訪れた人「楽しかったです」「10年連続で来ました。全員がお酒を飲むために通っているのでみんな仲間ですね」「来年もまた来ます。楽しみにしています」
酒蔵の街に根差した祭りはこれからも続きます。