「売ってないものは猫の卵と馬の角だけ！？」甲府盆地に春を呼ぶ祭り『十日市』がリニューアルして開催 山梨県

　山梨県甲府盆地に春を呼ぶ祭りとして知られる、南アルプス市の「十日市」が始まり多くの人で賑わっています。

　十日市は400年以上の歴史がある南アルプス市若草地区伝統の祭りで、「売ってないものは猫の卵と馬の角」と言われるほど様々な商品を扱う露店が並びます。

　例年2月10日と11日に開催され、300を超える露店が軒を連ねていましたが、周辺では会員制大型スーパーの開業準備が進むなど、環境や交通事情が大きく変化したため今年から開催地の規模を縮小させ、近隣の体験型複合施設フモットでも同時開催されているほか、日程も週末に変更されました。

　それでも会場には臼や杵、甲州だるまといった伝統工芸品や縁起物を扱う店も並び、品定めをする多くの人で賑わいを見せました。

　十日市は９日、午後4時まで開かれます。