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ACL決勝T 大逆転期す甲府「どんな形でも先制点を」 山梨県

2024年2月20日 19:12
ACL決勝T 大逆転期す甲府「どんな形でも先制点を」 山梨県
サッカーのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ノックアウトステージラウンド16(決勝トーナメント1回戦)第2戦を翌日に控え、ヴァンフォーレ甲府の篠田善之監督やDF関口正大主将が20日、試合会場の東京・国立競技場で記者会見に臨みました。

篠田監督

「アウェーで0-3で負けて帰ってきたので、なかなか難しいホームゲームになると思うが、しっかりとゲームに入れるかどうか、先制点を早い時間帯に挙げて相手にプレッシャーをかけられるかという戦いになる。やるべきことをしっかりとゲームの中でやり、最後まで諦めずに、チームが一丸となって前進できるように持っていきたい。多くのサポーターが国立に来てくれると思うので、本当に最後まで諦めない姿勢を90分間見せられたらと思う」

「ビハインドはあるが、先制点を取れるとかなり私たちに勢いが出るのではないか。もちろん簡単な相手ではないが、(勝利)できない相手ではない。自分たちが第1戦をやった上で、できた部分とそうでない部分は明確。3点取って延長戦、4点取って勝つという意識は全員が持っている。前向きにプレーできるように進めたい」

「(先制点は)どういう形でも取りたいが、ショートカウンターや、前からプレスに行く(形)…。彼ら(蔚山)をスピードに乗らせないでビルドアップを引っ掛けてショートカウンター、というのは1つある。私たちが逆に圧力をかけ、シュートで終わってのセットプレーも含め、いろんな形のイメージを持っている。どういう形でも先制点は取りたい」

「新しく入ってきた選手は試合を重ねるごとにコンディションも、チームとのコミュニケーションもいい状態に、上向きだと感じる。そんな中でもやはりファビアン(ゴンザレス)、アダイウトン、マンシャ、(ピーター)ウタカもコミュニケーションをよくとってくれている。それをピッチで表現できるようにこちらもアシストしたい。彼ら自身も自分の良さを生かすために、 うまく日本人選手、外国籍選手と話を進めているので、状態は非常に良くなってきていると私は感じる」

「ホームを国立競技場で開催させてもらっているが、クラブのスタッフの皆さんの努力で、甲府のサポーターではないサポーターもスタジアムに来ていただき、選手たちを後押ししてくれるのは、選手たちもすごく(感謝を)感じている。それに応えようと、ピッチの上で走ってくれると思う。なかなか難しい状況だが、私たちはそういった声援を背に、しっかりとピッチで表現して勝利を挙げ、来てくれたサポーターの皆さんを笑顔にできるように努力していきたいと改めて思う」

関口主将

「アウェーで非常に悔しい結果になったが、このラウンドに立つまで、甲府がここまで勝ち上がることを予想しなかった人たちが大半だと思う。世間的にもこの試合は非常に厳しいと思う方が多いと思うが、自分たちはそこを跳ね返してここに立っている。そういったところを自分たちがもう一回覆せるように、ピッチの中で表現したい」

「自分たちがまずここに立っている要因の1つに、 ファン・サポーターの存在がある。普段(甲府に)関わっていないサポーターの支えもピッチに立つ選手たちはもちろん感じている。自分たちができることはピッチの中で結果を示すことだけ。簡単ではないが、そういった人たちとまた素晴らしい瞬間を共有できるように頑張りたい」

「(蔚山の)個々のレベルは高いし、簡単に(ボールを)取りに行ってしまい、剥がされてしまうシーンが多くあった。また、カウンターのところでスピードに乗らせてしまうと難しい展開になると(第1戦を)やって感じた。その対応は準備の段階でやってきた。先制点を与えないところはもう一度、チームとしてやらなければいけない。ファン・サポーターが来ていただける中で、自分たちがいかに勢いを持って、試合の入りからやっていくことが大事。アウェーとは違った試合にしていかなければいけない」

その後の公開練習では、新戦力のFWファビアン・ゴンザレス選手、MFアダイウトン選手のほか、グループステージ3得点のFWピーター・ウタカ選手、2得点のMF鳥海芳樹選手らが調整に励んでいました。

蔚山戦第2戦は21日午後6時キックオフ。甲府は4点差以上の勝利なら大逆転で準々決勝に進出。3点差の勝利なら、そのまま延長戦となります。当日は1万5,000人超の観客動員も見込まれていて、甲府はサポーターの大声援を背に攻撃陣が奮起し、大量得点での勝利を目指します。

山梨放送