J3降格圏に…首位とのホーム戦はラストプレーに被弾 甲府が逆転負けで18位に 山梨

　サッカーJ2・ヴァンフォーレ甲府は23日、ホームで首位のジェフユナイテッド千葉と対戦。ラストプレーで失点し、1-2（1-0、0-2）で逆転負けを喫しました。今季2度目の2連敗となり、開幕戦の勝利以降、5戦白星がありません。

　甲府の通算成績は1勝1分け4敗で勝ち点は4のまま。J3降格圏の18位に転落しました。

　甲府は前節から先発を1人変更。ボランチにMF遠藤光が起用され、甲府で初先発を果たしました。

　ホームには両チームを応援する1万822人のサポーターが集結。クラブが目標としていた「ホーム3戦で3万人以上」の来場者数となりました。

　期待に応えたいホームの甲府は試合開始直後、ボランチのMF中山陸から左ウイングバックのMF荒木翔に展開すると、クロスがオウンゴールを誘い、開幕戦以来5試合ぶりに先制に成功。

　さらに39分にはMF宮崎純真がドリブルを仕掛けると、一度はボールを失うものの再びボール奪取。最後は大卒新人のFW熊倉弘達がミドルシュートを放ち、追加点を狙いました。

　後半2分には途中出場・MF平塚悠知がミドルシュートを放ちましたが、惜しくもクロスバー。

　すると12分、開幕5連勝中の千葉に対し、スルーパスからペナルティーエリアに進入を許し、懸命に戻った宮崎のプレーがファウルの判定に。PKを献上し、同点に追いつかれました。

　ピンチは続き、39分にはミドルシュートを打たれますが、GK河田晃兵がスーパーセーブを見せ、ゴールを許しませんでした。

　それでもアディショナルタイムのラストプレーで、混戦から押し込まれ、逆転ゴール。土壇場で勝ち点を失いました。

　甲府の次戦は26日に甲府市「JIT リサイクルインク スタジアム」で行われるYBCルヴァンカップ初戦で、J2・8位の藤枝MYFCを迎え撃ちます。

　J2リーグの次節は29日のアウェー戦。15位で、J1から降格した北海道コンサドーレ札幌に挑みます。