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【速報】大阪府警「見当たり」捜査員が175枚の容疑者などの顔写真紛失 泥酔して路上で寝込んだ間に…容疑者逮捕も顔写真見つからず

2024年11月26日 12:13
【速報】大阪府警「見当たり」捜査員が175枚の容疑者などの顔写真紛失 泥酔して路上で寝込んだ間に…容疑者逮捕も顔写真見つからず
大阪府警本部

 大阪府警は26日、指名手配犯の顔写真などを記憶して街中の人混みを捜査する「見当たり捜査」を担当する「捜査共助課」の捜査員が、容疑者の顔写真など172枚を紛失したと発表しました。

 大阪府警によりますと、大阪府警刑事部・捜査共助課の男性捜査員(42)は11月15日夜に大阪市浪速区内で同僚と酒を飲んだ後、翌日午前0時すぎに路上で寝込んでしまい、その際に複数の容疑者の顔写真など175枚が入ったリュックサックを紛失しました。

 警察は、防犯カメラの映像などから、何者かがリュックサックを盗んだと判断し、約130人体制で捜査。すでに容疑者を逮捕していますが、顔写真は見つかっていないということです。また、現時点で悪用されたという情報は入ってきていないということです。

 捜査共助課の捜査手法は、一般には公開されていない指名手配の容疑者の顔写真を記憶して繁華街や駅などの人混みの中から見つけ出す「見当たり捜査」と呼ばれています。捜査員は常時、指名手配犯の顔写真を持ち歩き、顔の特徴を記憶しながら街中で捜査にあたっています。

 11月は、全国の警察で指名手配犯を重点的に捜査する強化月間でした。

 男性捜査員は2年8か月ほどの見当たり捜査歴がありましたが、上司の許可なく捜査資料である容疑者の顔写真を業務時間外に持ち出していたということで、大阪府警は「適切に捜査資料の管理がなされるように再発防止に努める」としています。

最終更新日:2024年11月26日 12:40