【注意】窃盗グループによるマーキングか 家の一角に不自然な「石」、神戸市で26件相次いで見つかる
1月から2月にかけて神戸市で住宅の一角に不自然に「石」が置かれるケースが相次いでみつかり、警察が警戒を強めています。いつの間にか置かれた「小さな石」に警戒が広がる理由とは。
山口杏奈記者
「神戸市垂水区の閑静な住宅地で、家の前に“あるもの”が置かれる事案が多発しています」
“あるもの”とは、家の玄関先などでみつかった「小さな石」。この、どこにでもある「石」をめぐり警戒が広がっています。
自宅の近くで不審な石が置かれているのを見つけた男性は…。
近隣住人
「こんな石が、このように置いとった。お巡りさんに説明した時、これ(門)開けたら落ちるようにしてるんちゃう」
近隣住人が不自然だと感じた不審な石。警察が警戒するのは、窃盗グループによるマーキングの可能性です。
きっかけは1月29日にあった50代女性の通報からでした。
(50代女性の通報)
「若い男2人がインターホンを鳴らして門を開けようとしている」
このとき、門の上に手のひらサイズほどの石が置かれていたのです。
1月29日から2月12日までに不審な石が見つかったケースは26件。
家の門など、動かすと落ちやすい場所にあったことから、警察は空き巣を狙う窃盗グループが、人の出入りを確認するために石を利用している可能性があるとしています。
石が置かれ続けた場合、人の出入りが少ないとみなされ窃盗グループに狙われる危険性があるということです。